2015年12月21日 Kabutan
イーレックス Research Memo(7):将来的に収益拡大に応じて配当成長も期待
■株主還元
イーレックス<9517>は株主還元について、配当を基本としている。配当水準については、中期経営計画の中において、配当性向20%という配当目標を掲げている。
2015年3月期は普通配10円及び記念配10円の合計20円の配当を行った。これはその前年に行った9円配(株式分割調整後の値)から2倍以上の増配であった。2016年3月期については、前期比横ばいの20円配を予定している。2016年3月期の予想1株当たり利益68.66円に基づく配当性向は29.1%となり、前期の22.4%から一段の上昇となる。前述のように、同社は配当性向の目標値を20%としており、その線はクリアした形となっている。将来的にも、収益の拡大に応じて配当も成長するという構図は継続すると期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)